熊本の山の木で家をつくる

現在間伐している山は樹齢90年の杉山です。間伐というと成長の悪い木と間引くものだと考えていらっしゃる方も多いと思います。しかし、それは30年生くらいの若い森での手入れ作業で、50年生以上の森になってくると間伐と言っても良質の木材が採れるようになります。

 

この山で伐っているのは、「熊本の山の木で家をつくる会」が建てる住宅用の用材です。「熊本の山の木で家をつくる会」は、林業家、製材所、設計士、工務店が連携し、地元の木を使って家を建てようという専門家の集まりです。この流れで家をつくると、川上から川下まで施主さんを含めて家作りに関わる全ての人の顔が見えるようになります。注文に合わせて1本1本丁寧に伐り出しています。手間はかかりますが、やりがいのある仕事です。