無田湿原の草刈りボランティアに3名で参加してきました。
無田湿原は水俣市と伊佐市が接するところにあり、熊本県内でも比較的無傷のまま残されている貴重な湿原です。
ミミカキグサ、モウセンゴケなど貴重な植物が自生しています。
しかし、人の手を入れて草刈りをしないとそうした希少植物がなくなる恐れがあります。そのため、毎年ボランティアの力を借りて草刈りが行われています。
一番いいのは野焼きなのですが、周辺の森林に延焼したこともあって、現在では行われていません。
今年の草刈りには、約30名のボランティアの方々が参加されていました。手作業で丁寧に刈り取る班と、背丈の高い草を草刈り機で刈り取る班とに分かれて作業します。
希少植物を守ることが目的ですから、単に草を刈ればいいというわけではありません。刈り取った草をどかさないといけないのです。約2時間の作業でしたが、1.42haの1/4くらいできたでしょうか。やはりもう少し多くの方に協力してもらい、丸一日かけて作業するくらいないと全体的にきれいにすることはできないかもしれません。
今回は地元ということもあり、少しでも社会貢献できればと会社として参加しましたが、やはり行ってみると、身近にこうした貴重な宝があることを実感できます。来年もぜひ参加させていただきたいと思いました。